日本百名山のひとつ赤城山の「覚満淵」

紅葉が美しい群馬県立赤城公園内

 

紅葉にはちょっと早かったのが残念ですが、時期さえよければ美しい錦繍に出会える赤城山に行ってきました。私が所属する某同好会の企画でした。
紅葉がきれいなのは10月の下旬、一週間後くらいからのようです。

覚満淵入口

 

案内看板に記された説明に助けられながら解説します。
覚満淵(かくまんぶち)は赤城山の一部、標高1360mにある周囲500mほどの沼(湿原も含めての総称)で、東南部の一角に湧く水と、斜面から供給される雨水とで涵養されています。
沼の縁の半分ほどは長い木道が整備されています。

沼と木道

 

大部分は中間湿原的なヌマガヤ群落ですが、重要な点は北側から張り出した半島のような部分(下の写真とは関係ありません)で、ここはミズゴケとツルコケモモ群落になっています。
泥炭は2.5mから3mほどの厚さだそうで、高層湿原化していると思われるとのことです。

沼と山

 

赤城山は植生的に表日本型の地域ですが、ミズゴケやツルコケモモなどの湿原が形成されることは例外的だそうで、この現象が貴重であることから公園内自然保護地に指定されたのだそうです。

赤い実

 

覚満淵の地名の由来は、南北朝時代に編纂された「神道記」に拠り、允恭(いんぎょう)天皇の御代(5世紀中頃)、比叡山の高僧「覚満法師」がこの地を訪れ、七日七夜にわたって大法会を行ったことに因んでいるのだそうです。
この林も、あと一週間もすれば美しい紅葉に変化するはずですが、今日はまだ緑でした。

樹間を歩く

 

上の写真の小道を少し進むと大きな碑がありました。

昭和天皇の碑これは、昭和58年10月に天皇陛下が群馬県に行幸になられた際、同月14日に覚満淵を御散策され、その御印象を詠まれたものだそうです。
この地を訪れる人に、自然を愛し大切にする、陛下のお心を伝えるために群馬県が建碑したということです。

 

覚満淵の少し先、道路が行き止まりになるところに高台があります。そこから覚満淵を俯瞰するとこんな感じです。
写真中央に沼と湿原(薄茶色の芝生のように見える一帯)が写っていますが、その湿原に接する林の中に、写真ではわかりませんが細い散策路が伸びています。

覚満淵俯瞰

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