2年に1回のみそづくり
わが家では、2年に1回みそづくりをします。つまり自家製みそです。今回はそれがテーマですが、これなら私がめざしているスローライフの末席くらいには位置づけできるでしょう。
主材料の大豆は15キログラム。つくるときにはいつもこの量です。
わが家では大豆を栽培していないので、近所の方から譲ってもらいました。
この大豆、じつは一昨年(2015年)収穫したものですが見た感じはまったく違和感なし。みそになってもだいじょうぶでしょう。
大豆は前日の夜から水に浸けておきました。
その大豆を大きな釜で一度に煮ます。
いまや絶滅危惧種とも言えそうなへっついの中では、剪定した木の枝や廃材が燃料となって燃えています。
納屋ではかみさんが準備を進めています。
手前にある4つの袋は麹(こうじ)です。黄土色のような色をしたものが麦麹、白いものは米麹です。麦麹が多いほど、できあがるみその色が赤くなるのだそうです。
麹の向こうにある3つの白い袋は赤穂塩です。
麹は塊になっているので、米麹も麦麹もいっしょにして大きな容器にあけ、手で細かくもみほぐします。さらに塩を混ぜ込みます。
よく混ざっています。
外では大豆が煮えました。
うまそうによく煮えています。
ざるなどに移し終えました。
釜に残っている煮汁は使い途があります。
写真右上、かみさんが手を乗せている機械が、大豆を練る機械です。
大豆を練るとき、煮汁を適度に混ぜていきます。みそに軟らかさを出すためです。
練った大豆を桶に移します。
先ほど混ぜ込んだ麹と塩をさらに大豆に混ぜ込みます。このときにも煮汁を混ぜ込みます。
よく練った大豆を大きな桶に仕込んで終わりです。
桶に入れるときには、練り大豆を片手にひとかたまり持ち、桶の中に投げつけるような感じで入れていきます。みその間に空気を入れないためです。
これで一通り終了です。
親戚の家などに少し分けてあげたりしながらも、ほぼ2年間の需要をまかなうことができます。
「スローライフの暮らしぶり」です。