最後の稲刈りは有終の美を飾れなかった?

ひどく荒れ果てた休耕田を、水田として復活させる作業に着手したのが2010年5月。以後、さまざまな艱難辛苦を乗り越え、翌2011年、みごとに田植えをおこない、秋には収穫にこぎつけました。
それから5年。風雨その他の影響で稲が倒れたものの、今年も一応実りの時期を迎えました。

稲が倒れた

 

コシヒカリの稲穂は重そうに垂れています。

実って垂れる稲穂

 

そんなわけで、今日、6回目の稲刈りをおこなうことができたのですが、じつは、今朝になって思わぬ事態を発見することになったのでした。田の一角に水が入り、ぐちゃぐちゃのぬかるみ状態になっていたのです。乾すべき時期には水を抜き、土が乾いていたのを確認していたのですが、その後にアクシデントが起きて水が入っていたのです。
私は仕方なく、その一角を手作業で刈りました。

ぬかるみの水田

 

2時間半ほどかかって刈り終えたところへ、機械での稲刈りを頼んでおいた友人がタイミングよくやってきました。

稲刈り機と友人

 

少しのぬかるみ状態なら機械も平気で作業できるのですが、まるで田植えどきの田んぼのような状況だったので手で刈っておいたのです。

稲刈り機とぬかるみ

 

機械の力はすごいと、しばしば思うことがありますが、今日は特にその思いを強くしました。猫の額のような(あまりにも陳腐な例えですが)狭い田んぼから、たちまち稲の姿が消えていきます。

活躍する稲刈り機

 

今年の作況は全国的にはほぼ平年並みのようですが、私の場合は下回りそうな感じです。

軽トラへ米を移す

 

じつは、この田んぼは場所が悪くて作業しにくい、形が悪くて作業効率が悪い、面積が狭くて生産効率が悪い、畔の面積が多くて草刈りばかりしている、などというぐあいで、自分で水田として復活させておきながら、一方ではぶつぶつと不満をもらしていた経緯があります。そんなわけで、2年ほど前から米づくりをやめようと思っていました。
で、今年こそやめようと思っていたので、最後は有終の美を飾りたかったのですが、皮肉なことにこれまでで最悪の稲刈りとなってしまいました。
ただ、人生の一コマという視点でみれば、水田の復活作業から今回の稲刈りまで、〝大きな実り〟であったと思っています。かけがえのない貴重な収穫でした。

実った稲穂

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