赤城神社の啄木鳥橋に撤去の危機。赤城大明神の御神徳あれ

設置50年を経過した啄木鳥橋は、橋全体に腐食や劣化が進行しています。利用者の安全確保のため、橋の撤去を実施するそうです。


 先日「赤城山大沼氷上ワカサギ釣り」を見に行った(釣りに行ったのではなく)とき、せっかくだからと御朱印をいただきに赤城神社を参拝し、周辺を見てきました。

赤城神社本殿正面
初詣での時期を過ぎていたこともあり、参拝客はまばらだった。
額と賽銭箱
写真右は、あまりみかけない、珍しい投入口の賽銭箱。
除雪用の機械も。
賽銭を投入する部分(中央の小さな四角い穴)が私にはちょっと珍しく感じた賽銭箱(写真右上)。


 赤城大沼に行ったのは1月23日でした。日曜日とあって人出もけっこうありました。いくつかある駐車場の入りぐあいは、目見当ではありますが、全体でだいたい8割といったところでした。

 言うまでもなく、道路には雪がありました。スタックした車があったのか、JAFのサービスカーを何台か見かけました。道路全面に積雪があるのではなく、舗装が顔をのぞかせているところもある状態でしたが、やはり雪への注意は必要です。

 大沼に到着したときには正午をまわっていたので、とりあえず昼食を摂ることにしました。
 地味な外観の建物に気をひかれて寄り込んだのは「みやま山荘」という民宿。のれんも掲げられていず、営業しているのかどうかわかりませんでしたが、引き戸を開けて中へ入ってみると、七十代と思われる女性が奥から出てきました。

 営業しているというので「きのこうどん」を注文しました。うどんは手作りで、私が見ている前で、麺棒で手際よくのしはじめました。

みやま山荘ときのこうどん
きのこうどんは800円。けっこうボリュームがあった。みやま山荘の本業は食堂ではなく宿泊施設。


 うどんができあがるまでの雑談のなかで聞いたことですが、大沼周辺の公衆トイレは、冬季間は8か所(7か所だったかな?記憶に自信なし)あるうちの3か所しか使えないそうです。実際、私は「あれ、ここも閉鎖中?」という経験を数か所でしました。皆さんご注意ください。

 食事の後、ワカサギ釣りのようすを撮影し、赤城神社へ向かいました。
 赤城神社の駐車場もなかなかの入りぐあいでしたが、待つこともなく、すんなりと駐車できました。

啄木鳥はいずれ撤去の方向

 見どころの一つである「啄木鳥(きつつき)橋」は、通行止めのため渡ることができませんでした。
 案内看板によると、通行止めの理由は、老朽化によって木製部材とコンクリート部材の腐食や劣化の進行が確認されたから、とのことです。
 もっとも、設置から50年が経過しているそうで、橋全体に腐食や劣化が進行していて、橋脚の一部には傾きが見られるのだそうです。
 また、木製橋梁の縦桁が折れて破断寸前になっているところがあったり、コンクリート製横桁の端部に亀裂が生じているところもあるとのこと。

啄木鳥橋
橋の両端には通行止めの看板が立てられていた。


 通行止めの期間は平成31年2月23日から〝当分の間〟だそうですが、驚いたのは、看板の下部に「今後、利用者の安全確保のため、橋の撤去を実施します」と記されていることでした。つまり、修理のための通行止めではなく、撤去のための前段階なのです。

 通行止めの期間が長期にわたっているのは、「せめて少しでも長く、大勢の人に見てもらいたい」というような意図があるからなのかな、と私は勝手に解釈しました。

 さて、私は神社や境内、その周辺の写真を撮り、御祈願殿へ入りました。残念ながら内部は撮影禁止でした。

除雪用の機械も。
右側の建物が御祈願殿。近くには除雪用の機械が待機していた。

この日の御朱印は「書置き」

 この御祈願殿で御朱印をいただきました。御朱印は、榛名神社(沼田市)、成孝院三峯神社に次ぎ、今年になってから集めはじめた私には四つ目です。

 御祈願殿の入口前に「本日の御朱印は書置きです」という看板が立てられていたので、気分はやや下降気味でした。直筆かそれに準ずるものがほしかったのです。
 そう言ってもしかたがないので、300円の初穂料を納めて書置きの御朱印をいただきました。初穂料は500円が相場の昨今、300円と低めな設定なのも、書置きだからなのかなと納得したのでした。

御朱印
左側の文字のうち「令和四」が手書きで「年正月」は印刷。


 御神水は大洞(だいどう)の林のなかに湧いている水で、ひとすくいが千金に価するとされ、朝廷や幕府に献上されていたのだそうです。

手水舎
この手水舎(てみずや)の水は、御神水の湧き水が水源の簡易水道を引いたものとのこと。


 ところで、赤城神社には立派なホームページがあります。神社について詳しい情報をお求めの方はごらんいただくとよいでしょう。

 私は赤城神社を参拝した後「鳥居峠」へ行って「覚満淵」を見下ろしてみました。しかし、眼下に展開したのは、木製の歩道が顔をのぞかせるだけの雪原でした。

 そこで、さらに「小沼」へ足を伸ばしました。しかし、ここも厚い氷に覆われ、その上には雪が積もっていました。数組のカップルやファミリーが遊んでいましたが、当然ながら大沼の賑わいには遠くおよばない状況でした。

小沼
人数は少ないものの、小沼まで遊びに来る人はけっこう楽しんでいた。
啄木鳥通行止めの看板
参考までに、啄木鳥橋通行止めの看板写真を投稿しておきます。
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投稿者: 風筆堂

昭和中期に群馬県で産声をあげた〝高年〟男性です。県内企業を中途退職して独立し、グラフィックデザインと少々の雑文書きを生業としてきました。 一線を退いた今、日本(ときには世界にも目を向けて)の気候風土や民俗ほか、さまざまな物事を綴って行こうと思っています。

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